研修医1年目のころ

研修医時代は、常に睡眠不足.

1年目は、大学病院でしたが、卒業したてで何もわからない状態。

採血から点滴、処置とはじめてのことばかりで失敗も多く、

患者さんは、自分より年上の人生経験豊かな人たちばかり。

当時は、白血病やリンパ腫、再生不良性貧血といった血液疾患の

方をみていて抗がん剤と輸血をする毎日。

さらに休日の際の輸血の確保から、抗がん剤で白血球数が減った

患者さんの感染症の治療やクリーンルームでの診療、

回診の準備や発表の準備とほとんど病棟で1日過ごすような日々。

どの仕事でも、最初の3か月はつらいというのは、

よくわかった社会人1年目でした。



当時は、あまりにも普通に抗がん剤や輸血をしていましたが、

今では特殊な世界だったなと思います。

(血液疾患は抗がん剤は有効です)

大学病院では、ほかの科との共診もあり

皮膚科の悪性黒色腫の血小板減少の方や精神科の閉鎖病棟での

溶血性貧血とほかの科の病棟へ行き、先生と話す機会があったのは

貴重な経験でした。


仕事に追われる日々だったので、自分が何を食べるかなんで

ほとんど意識をしていないかったですね。

夜に医局で製薬会社のお弁当の出る説明会が、

結構あったような気がするのだけど、すぐに爆睡する常連でした。

だから、1年目のときに車の運転で、事故を起こしたのだと

起こるべきして起こったと今でも思います。





栄養療法医 くわじまやすこの即実践したくなる栄養療法

香川県出身。平成6年 大阪医科大学卒業後、徳島大学第一内科入局。 徳島県立中央病院にて研修、高松赤十字病院内科勤務、京都大学核医学科入局、大阪北逓信病院を経て、桑島内科医院 副院長を勤める。